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わが家はディスカバリーチャンネルを契約しています。
これは家で迫力ある映像(番組)を観れる様にしたかったから(^.^)/~~~
実際に放送を見ると、普通のテレビを見なくなってしまうので浦島太郎状態になります。
いろいろ面白い番組をしています。例えば
- 動物関係
- 車
- 建造物等
これだけ高いと倒壊の恐れとか無いの?と素人目ながら心配になります。
しかしそれには沢山の技術の粋が詰まっています。
今回、その世界一を可能にする技術や、何故そんなに高いビルが建ったのかを語っていきます!
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目次
常識を覆す世界一が沢山ある!
ドバイと言えばだれもが知っている世界有数のセレブが集まるオアシス。アラブ首長国連邦ドバイです。
モナコもセレブが沢山集まりますが、ドバイも負けていません。
そしてドバイは世界一が沢山あります!
- 規格外の世界一大きなモール
- 世界最大の屋内スキー場
- 海の上に建つ世界一の高さを誇るホテル(ブルジュ.アル.アラブ)
- 世界最大の人口島(パームアイランド)
- 世界最大の噴水
余程のマネーの流入があるのでしょう。その中でも特にひと際目を引く物があります。
それがブルジュハリファ。
人口建造物としては世界一の高さを誇ります。その高さは地上828メートル。なんと206階建てです。
私の住む所から少し車で走ると、結構高いビルを見かける事があります。
それでも30階。それの7倍です。圧巻!
オイルマネーからの脱却をしたかった
ブルジュハリファはアラブ首長国連邦ドバイに建っています。それにはこんな事情がありました。
もともとこの地域は石油依存の単独経済でした。そしてその体制をサービスや観光と言った多様化を目指す方向に転換したかった。
それをするには、まず世界から認知されて投資を呼び込まなければいけません。そこで登場したのがブルジュ.ハリファを筆頭とする世界一。このような企画が必要と考えられました。
こんな感じで建設された
ブルジュハリファは不毛の大地に建造されました。そして総てが規格外な為、最新の技術を取り入れ、大変な苦労と労力を駆使して建設されました。
特殊な構造を採用する
このとてつもない高さが故、普通の建築構造では完成しません。建設にも鋼の精神が必要です。そしてこれまでにない構造システムが必要になりました。そこで(マッドレストコア)と言う特殊な建設方法が率いられました。
これはビルの中心に6角形の形を配する事により、ビルのねじれに抵抗力が生まれます。
しかしこのとてつもないビルの高さを考えると、それだけでは細すぎます。そこでビルの中心から外に向けて3つのウイングを取り付けています。これをする事により、相当な高さが可能になり、ビル内部に外からの光を取り入れる事が出来るようになります。
壁が全面ガラス張り
このビルは全面ガラス張りです。これは何故か?
それは外からの光を反射する為なのです。(へー知らなんだ( ゚Д゚))
そしてガラスパネルは特殊なフィルムを張る事により、紫外線と赤外線を跳ね返すことで室内の温度を下げる事が実現できています。
そしてこのビルに使用されるガラスは2万4000枚!途方もない枚数ですが、このガラスを設置するは、一枚一枚手作業で躯体に貼り付けているんです。
強度のあるコンクリートを使う
そしてこれだけの高さになると、コンクリートにもかなりの強度が必要になります。ポンプでくみ上げる間は液状で、流し込んだ後は急速に固まるコンクリートを採用しています。そしてそのコンクリートも量が凄いです。道路にすると800キロ分。歩道橋なら1600キロ分のコンクリートを使用しているんです。
ビルの基礎は最新の技術が使われている
このビルは建設中も完成後の高さの決定がされていませんでした。だから完成図が無い状態で建設が始まっています。と言う事は、基礎がどこまで耐えられるかが問題になります。
ここドバイの地盤はある問題が指摘されていました。地下3~4メートルは砂の層。その下も強度の弱い砂岩の層です。
とても高層ビルを建てるような地盤ではありません。しかしビル設計技師の人たちは、それを最新の技術で克服しています。それは何本もの杭を地面に打って摩擦を利用しています。
ビルの下では50メートルの深さまで192本の杭が打ち込まれています。そしてその杭の上にビルの土台、3.7メートルのコンクリートの底板が乗っています。
これが強固なビルの基礎を担っています。
そしてここドバイにはブルジュ・アル・アラブと言う、世界で唯一7つ星ホテルが存在します。
こちらのホテルも凄い基礎と構造をしています。記事はこちら
ブルジュ・アル・アラブ~海の上に建つ7つ星ホテルの構造の核心に迫る!
ビルを建てるクレーンも最大級の規模
このビル建設に使われる資材を運ぶクレーンは世界最大級のパワークレーン。クレーン一基で重さ150トンもあります。それを3基使用。まずクレーンを設置するだけでも大変な事になります。ビルが高くなるにつれてクレーンも高さを高くしていく必要があります。
総てが規格外の連続です。
高層ビル建設には自然の力を尊重しなければいけない
ビルが高層になると自然の力を考慮しないといけません。それは- 重力
- 風
- 太陽
ブルジュハリファ程の高さになると、建物の重さや外壁の重さではなく、風からくる横からの強い力なのです。
なので建設前に何度もモックアップ模型を使って風洞実験をおこなって風による影響を何度も実験しています。
これほどの高さになると、高層階では最大で時速240キロもの風が吹くそうです。想像もつかない凄いことが起きます。
それでその風に対する方法として、ビルの角を丸めたりしています。
凄い電力を使うビル
このビルはビル全体で最大時36メガワット。これは人口2万人に相当する電気消費量です。全てが桁外れ。もしこの電力が停電しても大丈夫な様に自家発電機が5基設置されています。
ここにもこんな凄いデータがある
ドバイは凄く熱いイメージがありますが、気候は亜熱帯気候で夏と冬の二季になります。夏になると気温が50度近くになります。そして雨がほとんど降りません。それなのに湿度が非常に高い。
こうなると凄く生活しにくくなります。しかしこの建造物はそれをものともしません。
暑ければそれを冷やすまでです。そしてその冷やす規模が凄いです。ビルを冷やすには一時間当たり10,000トンの冷水が必要になります。これは言い換えれば一日で一万トンの氷を生成するのと同じエネルギーを使うんです。
そしてこんな凄いお話もあります。
ビルが冷却されると外気との温度差で水分が生成されます。これは冷えたグラスに水滴が付くのと同じと考えてください。このビルから出来た水滴が年間で5600万リットルにもなるんです。数値にすると想像しにくいですが、50メートルプール20杯分と考えてください。とんでもない量です。
何もかも規模が凄い( ゚Д゚)
ビルの先端にはシンボルが必要
このビルには先端にシンボルがあります。それが鋼のパイプ。長さは136メートル。重さは350トン以上にもなります。その鋼のパイプは何故必要なのか?
もしこの鋼のパイプがなかったら先端がちょん切った感じになり不格好。なのでこの鋼のパイプを設置する事になったんです。
まとめ
ブルジュ・ハリファ これは、現代に蘇ったピラミッドと例えられます。それだけ大変な人数と労力、それと最新の技術が使われています。
そして建設費は1400億とも言われています。とんでもない金額。これはドバイ大型新興地区開発の中核事業に位置する事業です。
そしてこのビルに使われているコンクリートの量や、電力量、エレベーターの進む速度等、世界一が沢山あります。
総てが規格外なビルです。
今回、あまりに凄いビルなので私なりに色々調べて記述してみました。私もこの記事を調べる事で、いっぱい知らないことが分かりました!(^^)!
人類は本当に凄いです。何でも出来てしまいます。
いつかこの夢の楽園、ドバイへ行ってみたいです(>_<)
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