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「うぉ!リアタイヤが滑る!」

「何で今滑ったん?もしかして何か踏んだ?」

 

こんにちは!(^^)!

GSX-R1000 k6を所有している管理人のhaseです。

 

私のバイクは今から12年程前のバイクなんですが、馬力が結構あるので中低速でもいきなりリアタイヤが空転する事があるんです 。

 

特に発進時!

少しラフにアクセルを開ければエンジンが低中速回転でも不意にホイールスピンを起こしてしまいます . . .

これはほんとヒヤッとしますし、何より危険です。

 

そこで思ったんです。

トラクションコントロールがあればどうなるのかと。

 

これは最新のスーパースポーツバイクでは結構取り入れられているシステムで、リアタイヤの空転を防いだり横滑りを感知して転倒を未然に防いでくれます。

 

バイクもこんな事が出来る領域にきているんですね!(^^)!

凄いです!

 

今回この記事では、そんなトラクションコントロールについて興味深々な私が色々とお伝えしていきますね。

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トラクションコントロールとは?

基本的な事になりますが、トラクションコントロールはコンピューターで制御されています。

例えば  . . .

 

バイクの前輪と後輪には速度を検知するセンサーが付いています。

で、普通に走っていれば何の問題もないんです。

 

それがリアタイヤが空転をした瞬間、コンピューターが前輪との回転速度の差を素早く読み取るんです。

そして点火や燃料装置を一気に絞って駆動力を抑えてくれます。

 

で、空転が収まればまた何事も無かったかの様に元の燃調に戻るんです。

これ、凄く安心なシステムですよね!(^^)!

 

お次は各メーカーのトラクションコントロールのご紹介です。

最新のトラクションコントロール

 

BMWのトラコン【DTC】

BMWではダイナミック.トラクションコントロール【DTC】と言うシステムがあります。

これはブレーキのコンピュータシステムであるABSセンサーが前輪と後輪に付いていて、その回転スピードに差異を検知した時に点火時期を遅らせたり燃料噴射も調整したりします。

更にはスロットルバルブにまで介入して駆動トルクを減らします。この様にしてスリップダウンを未然に防ぐと言うシステムになります。

まさに王道的なトラクションコントロールです♪

 

お次はドゥカティのトラコンについて。

ドゥカティのトラコン【DTC】

こちらも凄いシステムです。

それはホイールスピンの度合いによって8段階のレベルにプログラムされているんです。

そしてそのレベルをユーザーが任意に設定できるんです。

 

例えばレベル最強である8にすると?

ちょっとした空転でもトラコンが作動してくれます。これ、ホイールスピンが怖い私なんか大安心です!(^^)!

 

お次はレベル1にすると?

これはベテランライダーの為にトラコン介入を低く抑えた状態になります。

なので、多少リアタイヤが滑った状態ではトラコンは働きません。そこはベテランライダーの腕で制御するといった感じになります。

 

その逆にライダーの技能範囲を超えた空転に対してはトラコンが始動してくれます。凄いシステムです!(^^)!

 

お次はこちらになります。

アプリリアのトラクションコントロール【ATC】

アプリリアは少し違った切り口でトラクションコントロールをしています。

 

それを説明する為に、少しアクセルの話をしますね。

一般的なバイクのコンピュータシステムではアクセルは金属ケーブルで制御しています。

 

で、それを電気ケーブルでアクセルを制御するシステムをライドバイワイヤと言います。

 

何の事?

と思われるかもしれませんね。

 

このライドバイワイヤを利用してアプリリアはトラクションコントロールを制御しているんです。

 

例えば、

リアタイヤが空転した時に駆動力を抑えたり、コーナーに合ったテールスライドを制御するんです。

 

しかも、このシステムは走行中でもハンドルに備え付けられているスティックを使って8段階のトラコンを選べてしまうんです。

 

極めつけはその機能に学習能力がある事です。

アプリリアでは、運転者が所定の操作をする事で、今あるバイクの条件をコンピューターが記憶してくれるんです。

そして、その条件にあった最適なトラクションコントロールを実行する事が可能になります。

 

 

現代の最先端はこの様な機能が備わっているんですね。

 

これだけ凄いトラクションコントロール。

レースの世界ではどうなんでしょう?


レースにおけるトラクションコントロール

これが応用できればかなり転倒のリスクが減るのではないでしょうか?

 

私、you tubeでバイクのレースを観るのが趣味です!(^^)!

そこで思う事は「レーサーって超人やな!」です。

 

だってあの狂った様なスピードでコーナーに突っ込んでライダー同士、ぶつかる程の距離で混走しているんですよ?

普通じゃありません . . .

 

そんなレーサー。

コーナー直前でリアタイヤをすんごい勢いでスライドさせているんです。

「まじか ?そんなにタイヤをスライドさせてバイクが斜めになってるって!」

ほんと激しい位見事なスライドを決め込んでいます。

 

その様な状態でどうやってトラクションコントロールをかけるのでしょう?

むしろECUよりもライダーの技量の方が上回っているような気が . . .

 

でも、その超人的なレーサーでも転倒します。

あれだけ凄いマシンコントロールでも不意の転倒には制御不能に陥るんですね。

 

そこではやっぱりトラクションコントロールが必要になってくるんです。

でも、普段からリアタイヤを空転させてスライドさせるレーサー。どの様にしてトラクションコントロールを介入させるのでしょう?

 

これ、実際はトラクションの介入が難しいのだそうです。

トラクションが入り過ぎるとリアスライドが出来なくなります . . .

 

かと言って不意のスライドは事故につながります。

 

この部分に関しては、ライダーのスライド出来る範囲内ではトラクションコントロールをキャンセルします。

そしてライダーのスライド範囲を超えた場合のみトラコンが作動する様に考えられています。これはducatiのトラコンにあるレベル1に似ていますよね。

 

この微妙なさじ加減が難しいのだそうです  . . .

 

では、最後になります。

おしまいに

今回、最新のバイクでは徐々に搭載されつつあるトラクションコントロールについてお伝えしてきました。

ほんと調べてみると凄いシステムですよね!

 

正直驚きました。

これがもっと進化すればスリップによる転倒が無くなるのでは?

その様に思う程未来性のあるスステムでした!(^^)!

 

私がよく経験する「あかん!リアタイアがホイルスピンする!」

その様な事が無くなるのもそう遠い話ではないと思いました。

 

でも、その反対に「それをライテクで制御するのが楽しいんやん!」この様な意見もあります。

確かに . . .

 

その人によってトラクションのさじ加減を調整出来るducatiのトラコンは凄いですね(/・ω・)/

どんどん電子制御化されるバイクの世界。

 

楽しいですよね♪

 

では、失礼します。

 

 

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