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「バイクのタイヤってどの様にして今のタイヤになったん?」
「バイクのタイヤの進化を知りたい!」
こんにちは。
管理人のhaseです\( ˆoˆ )/
私ね、最近バイクの雑誌を読んでいたら面白い記事を見つけたんです。
それが
バイクのタイヤの歴史。
バイクのタイヤって当然ですが、最初から今のスポーツタイヤの様に高速でコーナリング出来た訳ではないのです(・Д・)ノ
それこそ昔のバイクのタイヤは自転車の様なタイヤが主流。
そんなバイクのタイヤが今の性能になるまでには沢山の変革があったのです。
今回この記事では、そんなバイクのタイヤがどういった経緯で今のタイヤになったのかをお伝えしていきますね\( ˆoˆ )/
これを知る事で今現在のバイクタイヤの凄い性能が分かります。
※今回この記事では、下記にあげる文献を参考にしています。
【参考文献】
RIDERS CLUB : エイ出版社
よくわかるバイクの基本と仕組み : 秀和システム
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目次
ラジアル化までの道のり
タイヤにはカーカスという化学繊維が使われており、それがタイヤの骨格になります⤵︎なんだか凄いでしょ(・Д・)ノ
そのタイヤ構造に行き着くまでにはこの様な流れがあります。
- 創世記のバイク
- 第二次世界大戦頃、バイクがよりバイクらしくなる
- バイクのタイヤもカーカスを使う様になる
- カーカスの素材の見直し
- チューブレスタイヤの登場
- ラジアル化
ラジアル化まで結構な道のりを経ているのが分かります。
では、時系列でそれぞれについて見ていきますね♪
創世記のバイク
バイクって元々は自転車にエンジンを積んだだけと言うスタイルでした。なのでタイヤもほぼ自転車用のタイヤ。
あのスポークで組み込んだほっそいタイヤが創世記のバイクタイヤです(・Д・)ノ
それが徐々に進化していきます。
第二次世界大戦頃にバイクがバイクらしくなる
今までの自転車の様なバイクがこの頃一気にバイクらしくなります。それは
- 長距離を走るためにガソリンタンクを装備
- 荷物を積んで走れる様になる
- ライダーが快適に走れる様に考えられる
この様にバイクによる必要性が出てきます。
するとですね、今までの自転車の様なタイヤだと乗り難いのです。そりゃそうですよね(*´Д`*)
それはタイヤの径が大きい事だったり細い事だったり . . .
何より不安で一杯ですよね(*´Д`*)
なのでこの頃のバイクはタイヤ径が一気に小さくなったのです。
それから月日は流れ . . .
バイクのタイヤもカーカスを使用
1960年代にバイクの排気量がグン⤴︎と上がります。そうなってくると、最高速も一気に上がり100km/h超えが普通に . . .
すると今までのタイヤでは当然ながら保たないんですよね・Д・)ノ
そこで考え出されたのが現在のバイアスタイヤ構造。
カーカスという繊維を何枚も重ね、ビートと言うピアノ線を束ねたワイヤーを使いタイヤとリムがハマる部分に強度を持たせる構造へと進化したのです。
タイヤは見た目、単なるゴムに見えますが色んな構造で成り立っているんです。
そこから更に進化します。
カーカスの素材を見直す
どんどんバイクが進化していき最高速もそれまでの100キロから160キロ . . .そして200キロにまで達します。
すると今度は、今までのナイロン繊維のカーカスでは逆に強度があり過ぎて路面からの衝撃を吸収できなくなるんです。
なんだか拍子抜けですよね(・Д・)ノ
強度が足りないと思ったら逆に強度があり過ぎるって . . .どうよ?
そこで素材の変更が行われます。
レーヨン繊維が使われるのです(`_´)ゞ
これにする事で車体の揺れを抑制する事が可能になったのです。
どんどんタイヤが進化していきます♪
チューブレスタイヤが登場する
80年代になると、それまでのスポーク仕様のホイールからキャストホイールへと進化します。するとですね . . .
今までのチューブタイヤだと、パンクした時に一気に空気が抜けてしまうんです。
※自転車のパンクがまさにそれですね
自転車の場合だと、
「あっ?空気が抜けてる!パンクやんかぁ(・Д・)ノ」
で済みます。
でも、バイクで高速走行している最中だとそうはいきません。
大事故につながります . . .
そこで生まれたのがチューブレスタイヤ(・Д・)ノ
チューブレスタイヤは一気に空気が抜けるのではなく、徐々に空気が抜けるのです。
それ以外にもタイヤがパンクを起こした時、タイヤの中にあるチューブの穴を塞ぐ必要がないのでパンク修理が比較的楽と言うメリットも挙がります\( ˆoˆ )/
お次はこちらです。
ラジアル化が必要になる
この時代、バイクはどんどん進化します。特に高速化と高出力化が顕著です。
するとそれに耐えるタイヤが必要になってくるんですね(・Д・)ノ
知ってます?
タイヤって高速走行すると遠心力で膨張するんです(・Д・)ノ
そして路面との接地でタイヤがたわみます。
この様に膨張とたわみを繰り返す事でタイヤが非常に危険な状態に . . .
※タイヤのトレッドが剥がれたりカーカスが破壊されたりします
そこで
- リアタイヤの扁平化
- ワイド化
それと、それに耐えるカーカスが必要になってきます(・Д・)ノ
「どうしたらいいの . . .」
これらを解決する唯一の手段としてタイヤのラジアル構造化です。
当時では、すでに車のタイヤがラジアル化されていました。
でも、それは車でのお話。
バイクでそれをするにはタイヤのトレッド(タイヤのセンター部分)に柔軟性が必要になってきます。
そうしなければ鈍いハンドリングになるのです(*´Д`*)
そこでこれです(・Д・)ノ
超扁平率タイヤ
バイクのタイヤはタイヤ自体をバンクさせて曲がるので色々と条件が厳しいです。それは
- 強度が必要
- でも柔軟性も必要
この相反する要素が必要になってくる訳です(・Д・)ノ
そこで考え出されたのがポリアミド繊維。
この繊維が凄くてですね、
ケブラー繊維の様に高強度なのです。
そしてケブラー繊維では難しかった圧縮方向に対する柔軟性が加味されたのです。
そのお陰で、今現在の極端に短いサイドウォールと幅の広いトレッドのあるタイヤが出来ました。
このワイドタイヤの登場が大きな変革で、バイクのスイングアームもこのワイドタイヤに合わせて幅の広いスイングアームとなる事に。
それに伴い車体構成も全面的に見直される事になります。
このワイドで超扁平タイヤのおかげで圧倒的軽量化が可能になりました。
上記のラジアルタイヤ。
圧倒的にトレッドが薄い構造です。これがそのまま凄い軽量化に(・Д・)ノ
そして路面からの衝撃も吸収出来る構造になった事で、それまでのバイクの基本的な考えである強度あるフレームから強度を若干落とす事でしならせる車体へと進化しました。
この車体強度を落とす事が凄いメリットで、
バイクのハンドリングが一気に向上します(・Д・)ノ
補足 :
同じカーカスを使ったタイヤでも巻き方によってバイアスとラジアルがあります。
バイアスはカーカスを斜め向きに巻いたタイヤで、そのカーカスを巻く角度によってタイヤ剛性が決まります。
対してラジアルタイヤ。
こちらはカーカスを放射線状に並べて、そこからケブラーやスチールを素材に使ったベルトでタイヤを締め付けていきます。
と言うことは、タイヤ剛性を高く出来るのでトレッドのゴム【コンパウンド】を柔らかくする事が可能に。
そうする事で高耐久でスポーツバイクに採用されます。
更に進化は続いており今現在、最新のラジアルタイヤはワイド化を優先させており、そのトレッド面はサイドウォールまで回り込んでいます。
そうする事で更に深いバンク角が可能になるんです。
MotoGPがまさにそれで、凄いバンク角を実現しています(・Д・)ノ
凄いんです。
では、最後になります。
おしまいに
今回、バイクのタイヤについてその経緯をお伝えしてきました。結論としては、今現在のタイヤの高性能化はラジアルタイヤと超扁平率タイヤの登場が大きな鍵を握っていました(・Д・)ノ
バイクのタイヤは凄い進化をしているんですね(・Д・)ノ
YouTubeで見るMotoGPのあの恐ろしく深いバンク角はこういったタイヤの進化がかなり影響しています。
もう一度おさらいしますね♪
- 創世記のバイク
- 第二次世界大戦頃、バイクがよりバイクらしくなる
- バイクのタイヤもカーカスを使う様になる
- カーカスの素材の見直し
- チューブレスタイヤの登場
- ラジアル化
ラジアル化に行き着くまでに色んな試行錯誤があったんですね。
その結果、今のMotoGPの様な凄い走りが出来てしまいます(・Д・)ノ
だってあれですよ。
MotoGPってライダーがバイクからズリ落ちているのにバイクは路面をしっかり捉えてグリップして曲がっているんです。
こんな事ってあるんですね(・Д・)ノ
恐ろしく凄いグリップ力です . . .
市販でも凄いグリップするレーシングタイヤがあります。
一度はそんなタイヤを履いてサーキット走行してみたいですね(*´∀`)♪
では、失礼します。
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