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聞いてください!
私、最近凄いYouTube動画を見つけたんです!
それが2スト500ccのバイク。
去年このバイクが市販車として世に生れたんです。
全くのブランニューで(・Д・)ノ
今って2ストエンジンのバイクは市販しては駄目なんじゃ??
でも(そんなの関係ねぇ~!)と言わんばかりに動画で惜しげもなくその甲高いエンジン音を鳴り響かせています。
これは凄く気になります!2スト500と言うからには凄いスペックなハズ!
早速バイク大好きなあなたにシェアしていきますね♪
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目次
SUTER MMX 500の概要
このバイクは化け物です。製造しているのはスイスのSuter Racing Technology。
製造販売台数は99台と僅かな台数のみ販売。
少なすぎです . . .
何故こんなに販売台数が少ないのでしょう?これは会社の規模や加工の難しさもあるのかもしれません。
ここからは凄い数値を披露します!
恐ろしい程のスペック!
最高出力は195hp車両重量127kg
最高速度310km/h
狂った様なスペックです!
そしてこのバイクに使われるエンジンはSUTER独自設計エンジン。レイアウトは2ストロークV型4気筒を採用。排気量576cc。
このエンジンは驚くことに、1990年後半に実際GP500レーサーで使用されていたエンジンと同設計なんだそうです。
(レーサーと同設計と言う事はエンジンのお手入れが大変そうな気が . . .)
このマシン、どれ程凄いのか?現代のマシンと比較していきますね♪
MotoGPと馬力比較
色々調べていくと、この様な情報を見つけました。それはMotoGPのスペック!
これを今回のSuter レーシングと簡単な比較をしてみますね。
MotoGP | Suter レーシング | |
馬力 | 244PS以上 | 195PS |
装備重量 | 156kg | 127kg |
あまりにシンプル過ぎるデーターですいません。
でも、パワーウエイトレシオを知るにもこの馬力と重量は重要なデーターになります。
それらを踏まえた上で上記のデータ。
あのバケモノマシンMotoGPマシンよりも29,4kgも軽いんです!この重量はハチャメチャな重量ですよね。
そしてこの馬力!数値では195PS。イマいちピンときていない方も多いと思うのですが、これは市販車の1000ccスーパースポーツと同じ馬力なんです!
更に身近なマシンで比較していきましょう!
現代のスーパースポーツマシンと比較
さきほども書きました市販車のバイク、スーパースポーツとの比較です。今現在の市販車は凄い領域に達しています。
私、10年前のスーパースポーツに乗っているのですが(GSX-R1000 K6)それでもあの狂った様な加速です。
※馬力は178PSです
それが今現在の最新市販マシンは最高出力は200PSを越えてきてるんです!恐ろしい馬力です。
そんなマシンと比較って酷じゃね?と思うのですが、そんな事もないようです。
またまた簡単な比較表を例にしますね。
BMW S1000RR(2015モデル) | Suter レーシング | |
馬力 | 199PS | 195PS |
装備重量 | 204kg | 127kg |
どうです?
この凄いスペック表!
馬力はほぼ同じと言っても差し支えありません。でもこの重量差 . . .
反則技を使ったとしか言いようのない差がこの表で見て取れます。
決してBMW S1000RRが遅い訳じゃありません。むしろその逆で狂った様に速いです。私の知る限りでは市販の状態では一番レーシングマシンに近い速さを誇っています。
それでこの差です。
凄いとしか言いようがありません。
ちなみに、こちらにBMW 1000RRの凄さがよく分かる記事を貼っておきますね。
BMW S1000RRのスペックをご紹介!凄いマシンの全容が明らかに!
※分かり易い動画も記事最初に貼っています!(^^)!
この差は2ストロークと4ストロークによる差が大きいのですね。
2ストと4ストの違いは?
私なりの見解で書きますね!(^^)!2ストロークとは、エンジンが一回爆発するとピストンが1回上下します。このピストンが1往復する事でエンジンカムシャフトが一回転します。
それに対して4ストロークは、エンジンが一回爆発するとピストンが2回上下します。これはカムシャフトが2回転します。
以上の事から2ストロークの方が同じ爆発でも4ストロークの倍の力が出るのが分かります。
だから今回ご紹介のマシンは500ccチョイなのに200PS近い馬力が出るんですね。(もちろんこれには凄い技術の結晶があってこの様な馬力が出ています)
2ストロークエンジン恐るべし . . .
2ストエンジンは寿命が短い
2ストロークはエンジン寿命が短いとよく言われます。これは4ストロークの倍、爆発しているのもあると思われます。
ちょっと私の過去経験を例に出してみますね。
私、若い頃に2スト250ccのNSR250R SEに三台乗り継いできました。
やっぱりその速さや見た目に惹かれて乗っていた訳ですが、純正状態なら400cc4ストロークより、加速では速かったです。
そして読んでいる雑誌もバイクの雑誌ばかり。
その中で、走り屋愛読の(バリバリマシン)と言う、面白い雑誌がありました。
その雑誌では2スト250ccのエンジンをチューニングして、市販で売ると言う企画をしていました。
そこでそのマシンについてこの様な事を言っていました。(5,000km走ったら腰上のオーバーホールが必要。
10,000km走ったらエンジンフルオーバーホール)と。
これって凄く手間がかかりません?
そして私の乗っていたNSR250Rは走行距離30,000kmに達するとエンジン回転8,000rpmでもたついてふけ上がらなくなりました。
やっぱりエンジンの寿命がシビアなのかもしれません。
まとめ
今回、凄いマシンのご紹介をしました。最初このマシンを知った時はほんと驚きました。YouTubeでこのマシンが甲高いエンジン音を響かせながら走っている動画を観た時は痺れました。
昔2ストバイクに散々乗っていたので余計親近感がわきます。
でもこれ程凄いバイクですが、記事にも書いた様に、お手入れが結構必要だと思います。これはどの様に乗り切るのでしょうか?
2ストロークは小さい排気量でこれだけの馬力を絞り出すのだから、こまめなメンテナンスやエンジンオーバーホールは避けて通れないと思います。
今はほんと造られていない2ストマシン。このバイクがとても貴重で素晴らしいマシンになる事は間違いありません!
いつかこの夢のマシンをお目にかかりたいですね!(^^)!
※こちらにも2ストバイクの記事を書いています↓
2ストバイクってどう??圧倒的加速を発揮するマシン~
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