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2スト

2ストって聞くと痺れますよねぇ~!(^^)!

痺れまくりです♪

 

私は過去に

  • NSR250R-SEを二台
  • NSR250R-SPを一台
  • TZR250R-SPを一台
 

これらに乗ってきた根っからの2スト好きです!(^^)!

※あの軽量な車体とエンジン音が堪らないんですよねぇ〜♪

 

 

でも、今ではほぼ見る事が無くなりました . . .

たまにあのかん高いエンジン音と、何とも言えないエンジンオイルの焼けた匂いがすると

 

「どこっ?どこなん?」


 

と辺りをキョロキョロ探してしまいます。

 

 

これ、私の様に昔2ストバイクに乗っていた方ならあるあるですよね!(^^)!

今回、そんな殆ど見る事がなくなった2ストバイクについてかなり私目線になりますが語っていきますね♪

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バイクの2ストとは?

まずは2ストロークエンジンの軽いご紹介をしますね。

これを知る事で今現在の2ストロークバイクの置かれた状況が大まかに把握出来ます。

 

排ガス規制に適応できない

何故2ストロークエンジンは今現在、殆ど走っていないのでしょう?

それは排出ガスの規制強化の為なんです。

 

「2ストってそんなに排出ガス良くないの?」

はい。

 

 

もう少し詳しく診ていきますね。

 

2ストロークエンジンはその構造上、一工程で吸気排気を行っています。

※こちらに2サイクルエンジンの仕組みを詳しく書いた記事があります

2サイクルエンジンの仕組みについて〜オイルが燃焼されるのは何故?

 

これがメリットでもあり、厄介でもあるんです . . .

 
吸気で入ってきた未燃焼ガスを爆発

燃焼したガスを排気する

未燃焼ガスを吸気させる
 

これの繰り返しなんですが、

如何せん一つの工程で排気と吸気をするので、未燃焼のガスもエンジンの構造上、排出してしまうんです。

その未燃焼ガスが有毒なんです(/・ω・)/

 

そしてもう一つ。

エンジンオイルもそのシンプルな構造上、ガソリンと一緒に燃焼させます。と言う事はエンジンオイルもガソリンと同じで未燃焼のまま排出されます。

 

これって良くないですよね。

 

未燃焼のまま排出されるって事は当然燃費にも大いに関係してきます。

それはエンジンオイルについても . . .

※私が過去に乗っていたNSRは、ガソリンを3回給油したらエンジンオイル1リットル消費していました 。これはもう激減りです . . .

オイルポンプ壊れていたんかな?

 

これらから2,000年施行の平成10年度自動車排出ガス規制によって二輪車も4ストロークに移行しているんです。

 

「でも、バイクのレースではもう少し長い間2ストで走ってたで(/・ω・)/」

ですよねぇ~。

 

 

WGPもmoto GPへ移行

バイクの世界グランプリでは2002年~2006年の期間
  • 2スト500cc
  • 4スト1,000cc
 

これらが並走でレースに出場していました。

今では考えられない状況ですよね(・Д・)ノ

 

その後、最高峰クラスはmoto GP(4ストオンリー)にバトンタッチしたんです。

※2ストマシンGP250は2,009年まで開催されました

 

 

ここまで簡単な2ストロークバイクの現状についてご紹介をしました。

お次は私が実際に2ストロークエンジンのバイクに乗って感じた事をメリット、デメリットに分けてレビューしていきますね。


2ストのメリット

パワーバンドからの加速がイイ!

これです!

私が2ストにはまったのは。

 

V型2気筒250ccは低速回転の馬力がほぼありません。

流して走るだけの回転領域です。

 

それが8,000回転を超えた途端、いきなりターボが掛かった様な加速をしてくれます。

 

「今までの非力な馬力はこの加速を演出する為?」

その様に思う位、気持ちのいい加速をしてくれます!(^^)!

 
※純正でも結構な加速ですが、キャブセッティングをすれば更に別次元の加速をしてくれます!(^^)!
 

「加速がいいって言われてもどれ程良いの?」

その様な声が聞こえてきそうです。

 

分かり易い例を挙げますね。

私が今現在乗っているバイクはGSX-R1000 k6です。

正直狂った様な加速をします . . .

 

そのバイクのパワーバンド(8,000回転)直前までの加速とNSR-250Rの加速が同じなんです!

 

これ、かなり速いです(^ ^)

 

 

お次はこちらです。

エンブレがほぼ効かない

2ストエンジンはエンジンブレーキがほぼ掛からないんです。

私は昔2ストしか乗った事が無かった為、それが普通だと思っていました。そこで4ストエンジンのバイクに乗るとそのエンジンブレーキにビックリ!

 

「なんなんこのエンジン?乗りにくい . . .

 

この様に感じた事を今でも鮮明に覚えています。

でも、これって最近ではスリッパ―クラッチ装着車がある様に4ストの高回転域での強烈なエンジンブレーキは乗りにくいんですね。

 

その意味では2ストエンジンはスムーズな減速が出来てコーナーアプローチがしやすいです!(^^)!

 

※こちらにスリッパークラッチについて書いてみました。参考にしてみてください(/・ω・)/

スリッパ―クラッチとは?大型バイクでは必要なアイテム~

 

お次はこちらです。

2ストエンジンは小排気量でもハイパワーなんです。

小さい排気量でもハイパワーなエンジン

先ほど書きました【パワーバンドからの加速】の通り、加速がかなり良いんですね。これは2スト特有のエンジン特性から来ています。

面白いお話ですが、同じ排気量と馬力のバイクでも2スト4ストかで加速が全く違うんです(/・ω・)/

ほんと小排気量なのにハイパワーなエンジンです。

 
※2スト250ccのレーシングマシン【GP2】の馬力は250ccでありながら100馬力を超えていました。凄いです . . .
 

しかも . . .

ハイパワーなうえに軽量なんです。

エンジンの構造上軽量に出来る

2ストエンジンは構造上、部品点数が少なくシンプルな造りなのでと~っても軽量なんです。

 

「軽量って、どれ程軽量なん?」

 

私が過去に載っていたNSR250Rで確か乾燥重量が137kg。

TZR250R-SPで124kg。

 

どうです?圧倒的な軽さでしょ。

私が若い頃はこのバイクしか乗ったことがなかったのでこれが普通でしたが、違う4ストバイクに乗った時、その軽さに改めて驚きました。

特にコーナーではその軽さから来る自由度に脱帽です。

 
※これも他の4ストバイクに乗ってみて初めて実感した事です。
 

 

お次は音についてです。

レーシーなエンジンサウンド

2ストのエンジン音は好き嫌いが結構分かれます。

ある人は「耕運機の様なエンジン音はどうも . . .」と言う方もいます。

が、その反面

「あの甲高いエンジン音を聞けばWGPが頭をよぎる!」

と言う方もいます。

 

私的にはあの甲高い音がたまりません!特にチャンバーを社外品に交換した時の2ストエンジンの音は凄いです。迫力あるレーシーなサウンドを奏でてくれます。

 

そして、低速での不安定でガサツな音も好きです。

それは何故か?

 

ハイパワーなエンジンって、アイドリングや低速では不安定なエンジン音がしますよね♪ドラッグマシンやWRCカーなどはほんとアイドリングがガサツなエンジン音です。

それと同じです

※同じってイイですね!(^^)!

 

ここまで、私の思う2ストのメリットを書いてきました。お次はデメリットについてです。

デメリット

2スト特有のデメリットをお伝えしますね。

 

低速がスカスカ

何度もお伝えしていますが、ほんと2ストロークエンジンは低速が弱いんです。弱いと言うかスカスカと言う言葉が合っているかもしれません。

「そんなにスカスカなん?」

はい、そうなんです。

 

ここにまたまた例を挙げますね。

私、TZR250R-SPと言うマニアックなバイクに昔乗っていたんです。これはレース前提で造られた台数限定バイク。快適とは無縁で速さを追求した装備がなされているんです。

その一つにクロスミッション!

 

加速する途中、ギアチェンジをすると普通はエンジン回転が落ちますよね。それがクロスミッションにするとエンジン回転数があまり落ちないんです。

 

でも欠点が . . .

 

停止状態から発信しようとすると、エンジン回転を上げなければ発進できないんです(/・ω・)/

特に2ストエンジンだと低速がスカスカなので、発進にパワーバンドの8,000回転近くまでエンジンを回さないと前に進みません。

 

ありえへんでしょ?

クロスミッションが入っていない2ストエンジンでもやはり発進には神経を使います。

2ストは低速がスカスカなんです。

 

お次はこれです。煙幕が凄いんです。

暖機運転が完了しなければエンジンが吹け上がらない(白煙が凄い)

2ストはエンジンが温まっていなければチャンバーから凄い白煙が出るんです. . .

 

最初、「何で2ストは白煙があんなにひどいの?」と思っていたんです。

 

で、実際に自分が2ストに乗ってみて分かったことは、これは壊れているのでも何でもなく、そう言うエンジン特性なんです。

 

エンジンが温まらなければエンジン回転が吹け上がらないし、後ろが白煙ボンバーになります。

後ろを走っている車はいきなり目の前が真っ白になるので事故になりかねません。危ないですねぇ~。

 
※2ストのバイクに乗るときは、暖機運転がシッカリ終わってからエンジンを回しましょう。そうしないと後ろが真っ白になります
 

 

その白煙。被るとこの様になるんです。

後ろを走ればオイルが飛び散る

2ストが加速するとエンジンが温まっていても若干白煙が出ます。それが真後ろについて走っているとモロに白煙を被ります。

被るだけならまだマシですが、その白煙には記事始めに書きました未燃焼のエンジンオイルが混じっているんです。

これが服やバイクのあちこちに飛び散るんです(‘ω’)ノ最悪ですよね . . .

 

なので昔からある言葉に「2ストの後ろに付くな」と言う言葉があります。ツーリングではもし、2ストの後ろに付く場合、車一台分間隔を開けた方が良いですね。

 

お次もエンジンオイル関係のお話です。

ガソリン3回給油でエンジンオイル1本分必要

NSR250R-SEは、エンジンオイルをガソリンの様に継ぎ足していく分離給油でした。

で、そのエンジンオイルの減りが猛烈に早いんです。

どれ位早いのかって?

 

確か新車状態では600km程走ったらエンジンオイル1リットルが消費されました。

それが . . .

ある程度走行距離を重ねて行くと、いつの間にか2~300km走ったらエンジンオイル1リットル給油仕様になっているんです。これは堪りません。

 

もちろん何度もバイクショップに相談に行ったんですが、その度に「エンジンオイルポンプを絞るとエンジンが焼き付きを起こすんだよねぇ~」いつもこれを言われておしまいです。

なのでエンジンオイルとガソリンの両方が消費される、お金のかかるバイクでした。

 

そうそう!何台も2ストのバイクに乗っていると当たりハズレがあるんです。

エンジンの当たり外れがある

これも残念ながらあるんです . . .

新車で頑張って買った3代目NSR-250R。心はウキウキです!(^^)!慣らし運転を慎重に行って、いざアクセルを開けてみると?

「あれ?エンジンの伸びがない . . .」

 

何かの間違いと思い、同じバイクに乗っている方と乗り比べをしても明らかに上の回転が伸びないのです。

悲しいですが、エンジンの個体差がある事を初めて理解しました。

 

ちなみに!

個体差でこんな経験をしました。こちらにその記事を書いてみました↓

車のアイドリングが不安定に . . .原因は?この様な症状が現れる~

 

お次はエンジン寿命についてです。2ストエンジンは寿命が短いんです。

エンジン寿命が短い

これは今から25年も前に流行っていた雑誌に書いていた事ですが、2ストエンジンはオーバーホールのサイクルが凄く短いんです。

なんでもその雑誌に書いてある記事では5,000キロ走ったらエンジン腰上のオーバーホール。

10,000キロでエンジン全バラでオーバーホールと(/・ω・)/

 

これってどうなん?

 

でもその言葉はあながち嘘でもない様に思いました。それは私が2ストに乗っていて本当にエンジンの寿命と言うか、エンジンの調子が悪くなるのが早いからなんです。

私の経験では3万キロも走ればエンジン上の吹け上がりが悪くなっていました。

そして5万キロも走れば完全に吹け上がらなくなりました。これってやっぱりエンジンの寿命が短い証拠ですよね?

※これも個体差がありますが

 

ハイパワーでシンプルな設計なので、どうしてもエンジンに負荷がかかるんでしょうか?

 

お次はこちらです。

クランクシャフトのセンターシール抜け

ネットでこの様な意見を頻繁に見受ける事があります。

それが

クランクシャフトのセンターシール抜け(゚Д゚)ノ

 

2サイクルエンジンはそのシンプルな構造から混合気をクランクケース内で一次圧縮します。そしてV型二気筒なのでクランクシャフトの真ん中を隔てて二気筒分の一次圧縮するクランクケースがあります。

 

 

※詳しい2サイクルエンジンの仕組みについてはこちらに書いています。参考にしてみて下さい。

2サイクルエンジンの仕組みについて~オイルが燃焼されるのは何故?

 

これです!

クランクシャフトを介してそれぞれのクランク室の気密性を保持するのがセンターシールなんですが、一次圧縮する為にゴムで出来ているんです . . .

 

しかも!

 

クランクシャフトには直に付いているんです(゚Д゚)ノ

これってどう考えても直ぐにへたってしまいますよね。

 

当然エンジンを使っていると摩耗がきます。そうなってくるとクランク室の気密性が保たれない為一次圧縮が出来なくなります。

すると . . .

 
  • 始動性の悪化
  • アイドリング不良
  • パワー不足
  • 片肺状態のエンジン
この様な状態になってしまいます。

 

最悪エンジン焼き付きになってきます。

そうなるとエンジンのオーバーホールや部品の入れ替えで20万~30万程掛かってしまいます。

最悪ですよね∑(゚Д゚)

 

このセンターシール、何キロ走ったら摩耗するのか分からないんです。

 

5万キロでも大丈夫な場合もあれば2万キロ走るまでに駄目になってしまう場合もあるんです。

これはたまりません . . .

 

でも、遂にそれを解消するパーツが出たんです!(^^)!

 

それが抜けないセンターシール「ラビリンス」

 

これの何が凄いかと言うと、ゴム製ではなくて金属性なんです!

しかも!

 

クランクシャフトに直接接触しないと言うじゃありませんか(゚Д゚)ノ

 

これは今現在、2ストオーナー、特にNSR250Rオーナーには朗報です!

 

是非【ラビリンスシールで検索してみて下さい。きっと良い情報が手に入ると思います♪

 

お次はこちらです。

エンジンオイルが売っていない . . .

私が2ストのバイクを所有していた時期が1,993年~2,003年。その間の1,996年頃から2サイクル用のエンジンオイルが一気にお店の棚から減っていったんです。

「んじゃ走れないやん!」

そうなんです . . .

 

ひどい時なんか、ほんとエンジンオイルが売ってなくて探しまくった時も何回かありました。見つかったら一気に3~4本まとめ買いをして凌いでいました。

 

2ストエンジンを保持するのは大変です。

補足

チャンバー(マフラー)はエンジンの一部と考える

2ストエンジンはその構造から未燃焼ガスがモロに排気口から出て行ってしまう構造になっています。

これ、凄く効率が悪いですよね . . .

 

それを少しでも改善させたのが【チャンバー】と言う名のマフラーなんです。

ここにその工程を簡単ですが記述しますね。

 
未燃焼ガスが燃焼ガスと一緒に排気

チャンバー内を通過

大きく膨らんで絞られたチャンバー出口付近で未燃焼ガスが反射

またエンジンシリンダー内に未燃焼ガスが戻される

再度燃焼されて排出される
 

この様な仕組みになっています。

なのでチャンバーはエンジンの一部と言われています(/・ω・)/

 

※こちらに2ストバイクのチャンバーについて記事を書いてみました。参考にしてみて下さい。

チャンバーとは?排圧を制御して2ストバイク本来の性能を呼び覚ます!

 

お次は凄いマシンのご紹介です。

化け物マシンsuter mmxが凄い

2ストのバイクは排ガス規制で新しく造られる事は無いと思っていたんですが、実はごく僅かですが造られていました。

それがSUTER MMX500!

 

このバイク、500cc【厳密には576cc】でありながら乾燥重量127kgなんです。それ以外にも
  • 最高出力195hp
  • 最高速度310km/h
  • V型4気筒
 

どうです?まさに2ストが本領発揮した様なバイクでしょ!(^^)!

 

この様な凄いスペックが可能になってしまうんです。

このバイク、限定99台とごく僅かな台数しか製造されていません。でも、これはれっきとした市販バイクです。

 

※こちらにsuter mmx 500について書いてみました。参考にしてみて下さい。

現代に蘇った2スト500cc SUTER「MMX 500」!驚異のスペック~

 

では、最後になります。

おわりに

2ストロークエンジンは軽量ハイパワーで凄いパフォーマンスの高いエンジンです。

でも . . .

 

環境に悪いのはどうしようもありません。新しく今の環境に適した2サイクルエンジンが開発されたら凄いですね!(^^)!

もう一度おさらいしますね。

 

 
  • 2ストエンジンは排ガス規制に適さない
  • 未燃焼ガスやエンジンオイルが排気される構造になっている
  • バイクレースの世界も4ストエンジンへ移行された
  • 圧倒的ハイパワー
  • エンジンがシンプルな構造で軽量
  • チャンバーはエンジンの一部
  • エンジンオイルも一緒に燃焼される
 

 

今の時代には合わないエンジンですが、suter mmx500の様な凄いスペックが可能になる2サイクルエンジン。

化け物です . . .

 

今は殆ど見かける事がなくなりましたが、特別な存在のバイク。

いつか環境問題をクリアして復活して欲しいですね。

 

では、この辺で失礼します。

 

 

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