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「シールチェーンってどうなん?」
「普通のチェーンと何がどう違うの?」
こんにちは。
バイクが好きでGSX-R1000 K6を所有している管理人のhaseです\( ˆoˆ )/
最近、私のバイクに装着しているチェーンとスプロケットが結構へたってきたんです。
そこでチェーンを徹底的にメンテナンスした訳なんですが. . .
その時こう思ったのです。
「チェーンの構造ってどうなってるん?」と。
だってあれですよ?
180馬力近いパワーをモロに受け止めているんです(・Д・)ノ
今回この記事ではそんな凄いチェーン、特にシールチェーンについてお伝えしていきますね♪
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目次
バイクのシールチェーンとは
まずはこちらからお伝えしますね♪
シールチェーンとは、チェーンのピンとブッシュの間にゴムのパッキンを挟んで、そこにグリスを圧入したチェーンの事です。
そうする事でフリクションロスを大幅に低減して耐久性が一気に向上するんです\( ˆoˆ )/
更に見ていきますね♪
昔はノンシールチェーンが普通だった
今現在のバイクは、スーパースポーツであれば200馬力超えが普通になってきました。凄いですよね!
ハッキリ言ってモンスターマシンです(・Д・)ノ
これ、ひと昔前までは「市販で150馬力が出たっ!」と騒いでいた時代からすれば随分な馬力アップです。
でも、そんな馬力アップに対応するためにチェーンもかなり大幅な進化があったのです。
これは今から随分前の話(1980年)になりますが〜
当時CB750Forを始めとして、バイクが一気に高出力化になったんです。
するとですね、今までのチェーン(ノンシールチェーン)だと耐久性が不足したんです . . .
例えば、
バイクの開発では谷田部と言う高速テストコースで実際に走行実験が行われます。
すると全開走行で3周も走るとチェーンがダルダルに伸びたそうです(・Д・)ノ
怖いお話です . . .
その対策としてジョイントレスチェーンが開発されたり、自動給油機構なる物が開発されたんです。
でも . . .
どれもいまいちパッとしません。
なのでサイズの大きなチェーンを装着するしかなかったんですね。
「サイズの大きなチェーンでもええやん!」
その様な声が聞こえてきそうですが . . .
チェーンサイズが大きいと、それだけフリクションロスに繋がるんです。例えば
- チェーン重量(バネ下荷重)が増える
- チェーンとスプロケットの噛み合わせによるロスが上がる
特にバネ下荷重に影響するのはよくありません . . .
なので別の方法で何とか解決策を設けなければいけなかったんです。
そこで考え出されたのがシールチェーン。
今までの常識を覆すチェーンだったのです。
シールチェーンの出現によりチェーンサイズを抑える
このチェーンの何が凄いのか?
それは記事冒頭に少しご紹介しています、グリスをピンとブッシュ内に圧入した事によります。
そうする事でピンの摩耗伸びを防いでくれるんです(・Д・)ノ
なのでチェーンサイズを大きくして耐久性を持たせなくても良くなったのです。
今までのチェーンは頻繁に給油しなければ
- 錆が発生したり
- 金属同士が擦れてチェーンが伸びたり
- 最悪切れる
この様な現象が起こっていました。
それがシーリングのお陰で簡単なメンテナンスで使用可能になったんです。
お次はこちらです。
シールチェーンのメンテナンスについて
シールチェーンって給油が必要な部分(ピンとブッシュ)においてはグリスが圧入されています。そしてゴムのパッキンで密閉されているので可動部を給油する必要が無くなったのです。
んじゃ、どこをメンテナンス(給油)するのでしょう?
. . .
それがこちらです(・Д・)ノ
- 外プレートと内プレートの間にあるシール部分
- 内プレートとローラーの間
- プレート全体
それぞれについて見ていきますね。
外プレートと内プレートの間にあるシール部分
プレート間にはゴムパッキン(シール)があります。
そのシールを経年劣化から守るんです。
ゴムは経年変化に敏感です。なのでそれを外からの給油で劣化から守る事ができます\( ˆoˆ )/
お次はこちら。
内プレートとローラーの間
この内プレートとローラー間は隙間の出来た状態なのです。
なのでここは給油が必要になる部分です。
最後はこちら。
プレート全体
チェーンって放っておくと錆が必ず発生します。
特に冬場はあまり走らないのと、凍結防止剤のおかげで足回りは結構錆びます。
なのでチェーンが錆びない様に、特にチェーンプレートには給油(チェーンルブ)を吹き付けて、油の皮膜を作る必要があります。
そうする事で、錆びによる劣化を防ぐ事が出来ます。
では、どれ程の頻度で給油するのでしょう?
チェーンメンテナンスの頻度は?
頻度は500キロ走行毎とチェーンメーカーは推奨しています。そして、雨天走行後は必ずです。
これはチェーンルブが雨で流れ落ちるからです。
「んじゃ、水で洗車したらあかんの?」
そうなんです。
これ、悩むところですよね . . .
私は基本水洗車はしません。雨天走行もしません。
それはバイクが錆びるのを嫌ってです。
なので基本500キロ毎にチェーンを洗浄メンテナンスしています\( ˆoˆ )/
お次はこちらです。
チェーンは部分的に伸びる
これ、知ってました?チェーンって、全体的に伸びる訳では無いのです(・Д・)ノ
伸びている部分や伸びていない部分が出来てくるのです . . .
と言うことは走行中、チェーンが安定せずに常に暴れる状態になるのです。
これ、危険です . . .
なのでチェーン調整をする時は全体の伸びを把握してチェーン調整する事が必要になります。
お次はこちらです。
最近のシールチェーンはXリングが主流
ひと昔前までは、シールチェーンと言えばOリングが一般でした。それが最近ではXの断面形状をしたシーリングが主流になっています。
何故その様なゴムを使っているのか?
それはXの形状に4箇所のグリス抜けのシールポイントがあるからなんです。
その結果、Oリングのシールチェーンに対して50%のフリクション低減を実現しています。
凄いリングなんです\( ˆoˆ )/
では、最後になります。
おしまいに
今回シールチェーンについて、更に追求して考えてみました。
すると、そこには圧倒的高性能なチェーンだと言う事が分かりました。
ほんと凄いですよね。
特にリッターマシンにチェーンのおいては、あれだけのパワーにも関わらず、チェーンピッチが250ccと共通なんです。
そしてその寿命は、しっかりしたメンテナンスであれば2万キロ近くまで使えます。
私のバイクはそろそろチェーンが寿命を迎えます。
交換したら、またここでお伝えしますね\( ˆoˆ )/
では、失礼します。
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